アニソンOP

葬送のフリーレン第2シーズンOP「晴る」考察

葬送のフリーレン第2クールOP「晴る」はなぜ賛否が分かれるのか

まず結論

ヨルシカの「晴る」は、
YOASOBI「勇者」と比べて劣っているわけではない。

そもそもこの二曲は、役割もアプローチも正反対だからです。

  • 「勇者」は 物語を“説明する”OP

  • 「晴る」は 物語と“並走する”OP

ここを理解すると、評価の分かれ方が自然に見えてきます。

本記事では、

  • なぜ「晴る」は賛否が分かれるのか

  • 「勇者」と何が違うのか

  • 2期の物語と照らすと、なぜ腑に落ちるのか

を、音楽に詳しくない人でも分かるように
一から整理して解説していきます。

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             TOHO animation チャンネル より引用

       ヨルシカ/n-buna Official より引用

概要

アーティスト: ヨルシカ (Yorushika)
楽曲名: 「晴る(はる)」
担当クール: 第2クール(2024年1月〜)

特徴: 1期とは異なる、晴れ渡るような清々しい雰囲気の楽曲で、旅の光景を表現しています。

◆作詞・作曲・編曲:n-buna ◆

コメント 「徐々に晴れていく空を見ると、よくスクラッチカードを連想しました。コインで銀の部分を擦って模様を出す遊びです。

晴れに押し出され削られていく雲が、コインの縁に盛り上がる銀色のくずと似ていました。徐々に銀の面積は減っていって、運が良ければ太陽が見えます。

この曲は晴れを書いた曲です。正確には晴れではない状態から晴れを願う曲です。この曲がフリーレンの世界と彼らの旅に花を添えられるものになっていれば幸いです。」
n-buna(ヨルシカ)

歌詞

貴方は風のように
目を閉じては夕暮れ
何を思っているんだろうか
目蓋を開いていた
貴方の目はビイドロ
少しだけ晴るの匂いがした晴れに晴れ、花よ咲け
咲いて晴るのせい
降り止めば雨でさえ
貴方を飾る晴る胸を打つ音よ凪げ
僕ら晴る風
あの雲も越えてゆけ
遠くまだ遠くまで貴方は晴れ模様に
目を閉じては青色
何が悲しいのだろうか目蓋を開いている
貴方の目にビイドロ
今少し雨の匂いがした泣きに泣け、空よ泣け
泣いて雨のせい
降り頻る雨でさえ
雲の上では晴る土を打つ音よ鳴れ
僕ら春荒れ
あの海も越えてゆく
遠くまだ遠くまで通り雨 草を靡かせ
羊雲 あれも春のせい
風のよう 胸に春乗せ
晴るを待つ

晴れに晴れ、空よ裂け
裂いて春のせい
降り止めば雨でさえ
貴方を飾る晴る

胸を打つ音奏で
僕ら春風
音に聞く晴るの風
さぁこの歌よ凪げ!

晴れに晴れ、花よ咲け
咲いて春のせい
あの雲も越えてゆけ
遠くまだ遠くまで

なぜ第1クールOP「勇者」は、ここまで強く印象に残ったのか?

YOASOBIが手がけた第1クールのOP「勇者」は、
『葬送のフリーレン』という作品を語る上で、
あまりにも完成度が高いオープニングでした。

歌詞がとにかく分かりやすい

「勇者」は、難しい言葉や抽象的な比喩を多用しません。
物語を知らない人でも、

  • 誰かを失ったこと

  • それでも生きていくこと

  • 旅の終わりと始まり

といった要素が、自然と伝わってくる構成になっています。

これは、
歌詞だけで“フリーレンの物語”を説明できるOPだった、
と言い換えてもいいですね。